経過情報を簡単に確認できるようになっていました
category : ブログ 2015.5.13
早くも二ヶ月が経とうとしています。
特許事務所では、頻繁に特許・商標を検索しますので、
週に2~3回、多い場合は毎日のようにサイトを使います。
そんな折、フと気付いたことがありました。
『経過情報』というページを簡単に開くことができるようになっていたのです!
どういうことかわからない方が多いと思いますので説明します。
例えば、類似商標を検索し、幾つかの商標がヒットしたとしましょう。
そのなかで、特に類似すると思われる商標の情報を確認しようと思い、詳細ページを開いてみます。
すると、例えばこんなページが開きます。

このページでは、
・出願中の案件については、いつ、誰が出願したのか、といった情報を見ることができます。
・登録済みの案件について、上記の他に、いつ登録されたのか、といった情報を見ることができます。
ただ、特許事務所としては、出願案件をチェックしている場合には、
その出願が、どうなったのか(拒絶されたのか、登録されたのか)、ってことがとても気になります。
これまで、他人の出願がどう処理されたのかを知るには、
特許電子図書館のトップページで『経過情報』というメニューを選び、
案件の番号(出願番号など)を入力し、案件を検索しなければなりませんでした。
つまり、とても面倒臭い作業が必要だったのです。
この作業を複数回繰り返す場合には、その面倒臭さは本当に半端ないです。
それが、3月にスタートした特許情報プラットフォームでは、
検索結果の詳細ページを開くと、その上部に『経過情報』というリンクが貼られており、
それをクリックするだけで、その案件の経過情報を確認することができるようになっていました!
いま、ちょっとした検索作業をしていて気づき、あまりの衝撃で、すぐに記事を投稿しています!!
ちなみに、『経過情報』のページは、こんな感じです。

出願案件が拒絶されたか・登録されたかという情報だけでなく、
審査において、どのような拒絶理由が通知されたか(拒絶理由の根拠条文)や、
誰かが審査官へ情報提供したかどうかなど、
特許や類似商標を単に検索しただけではわからない情報が掲載されています。
特許情報プラットフォームをお使いの際には、一度、チェックしてみてください。
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